花粉症の特効薬はありませんが、症状の緩和を目指すことはできます。
花粉が飛び交う季節(2~3月)に向け、体内に入ってきた花粉を排出できるよう
体のデトックス機能を高めてみてはいかがでしょう。
そこで、年末から春先にかけ、
便秘の原因になりやすい小麦食品(パン・うどん・パスタなど)、
一般的な乳製品、トランス脂肪酸(酸化しにくい油で代表的な食品はマーガリンなど)を控え、
腸内フローラの形成を促す食物(善玉菌を多く含む納豆などの発酵食品、
野菜などの食物繊維)をとり、便通を良くしておくことをおすすめします。
また、適度なファスティング(短期間の断食)も腸内環境の改善に良いとされています。
花粉皮膚炎で炎症しているお肌には、熱いお湯や手で触ること自体が刺激になり、かゆみの元になります。
ダメージを受けたお肌に対するスキンケアは、とにかくお肌に刺激を与えないよう、優しく行うことが大切になります。
《1日のスキンケア》
《1日のスキンケア》
メイクを落とす時に使うクレンジング剤は、色々な種類が製品化されています。
そこで、クレンジング剤に配合されている成分によって、洗浄力とお肌への負担が違う点に着目する必要があります。
ダメージがあるお肌に対しては、
毎日のスキンケアの際、短時間でメイク汚れが落とせて(洗浄力が高く)、できるだけお肌に優しい(お肌の負担が少ない)成分を使っている製品がおすすめとなります。
下の図は、クレンジング剤の種類毎に、メイクの洗浄力とお肌のへ負担の関係を図にしたものです。
なお、下図と同様なものが、美容化学者「かずのすけ」さんの書籍に掲載されています。美肌にご興味のある方には、
おすすめの書籍です。⇒ かずのすけ氏の美肌等関連著書
お肌の状態に重要な役割を果たしているのが、肌表面の角質層です。角質層には、潤いを与える機能と、 お肌を守る機能があります。
お肌の潤い機能を司っているが、天然保湿因子で、お肌のバリア機能を司っているのが、細胞間脂質です。
更にお肌を一番外側から皮脂膜が守っています。
クレンジングの後、化粧水で角質層に栄養を補給してあげる必要があます。
毎朝の洗顔やクレンジング後の洗顔の際、ダメージがあるお肌には、ぬるま湯の洗顔がおすすめですが、
お顔の余分な油分や汚れを落としたい場合、洗顔料をお使いになることもあるのではないでしょうか。
洗顔料は、下の図のように3つのグループに分けられます。
ダメージがあるお肌の余分な油分や汚れを落とす場合は、「低刺激で高い洗浄力」を持つ成分を配合している洗顔料がおすすめです。
花粉皮膚炎は、湿疹が出てかゆくなりとても辛いものです。
症状が軽い場合は、今回ご紹介したセルフ・スキンケアで対策してみてください。
(対処ポイントは次の通りです。)
ただし、症状が重い場合は、
皮膚科など専門の医療機関での診察をおすすめします。
抗ヒスタミン剤など適切なお薬を処方してもらえると思います。
⇒
皮膚科専門医MAP(公益社団法人 日本皮膚科学会)
なお、花粉皮膚炎の症状が治まるまで、次のような点に注意することをおすすめします。
今回、ご紹介したスキンケア化粧品は、花粉皮膚炎以外で、お肌が荒れてきたなと感じた時などにも
おすすめです。
是非お試しください。