花粉皮膚炎の予防とスキンケアについて|こまち娘の美容レポ
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花粉皮膚炎の予防とスキンケアについて

スキンケア対象の女性画像

花粉が飛ぶ季節、顔や首まわりがチクチクしたり、かゆくなりませんか?

もしかしたら、花粉皮膚炎かもしれません。花粉皮膚炎は、大気が乾燥するとかかりやすくなる と言われています。

花粉症は、植物の花粉が鼻や目などに触れることで、くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・目の かゆみなどが、繰り返し起きるアレルギーです。

その花粉が、皮膚につき炎症が起るお肌の病気が花粉皮膚炎で、 スギ花粉が飛び交う2月~3月は、注意が必要です。


2019年花粉飛散量(対前年比) 2019年花粉飛散量(対例年比)
2019年杉花粉前線 花粉症の原因となる杉の画像



花粉皮膚炎にかかりやすい人(tap!)
・花粉症のアレルギーが出ている人
・乾燥肌でお肌が荒れている人  
・敏感肌などお肌が弱い人    
・アトピーになっている人    

 ▶ 花粉症の市販薬が即ほしい人(tap!)






mark 花粉症の予防について
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花粉症の特効薬はありませんが、症状の緩和を目指すことはできます。

花粉が飛び交う季節(2~3月)に向け、体内に入ってきた花粉を排出できるよう 体のデトックス機能を高めてみてはいかがでしょう。

そこで、年末から春先にかけ、 便秘の原因になりやすい小麦食品(パン・うどん・パスタなど)、 一般的な乳製品、トランス脂肪酸(酸化しにくい油で代表的な食品はマーガリンなど)を控え、

腸内フローラの形成を促す食物(善玉菌を多く含む納豆などの発酵食品、 野菜などの食物繊維)をとり、便通を良くしておくことをおすすめします。

ファスティング推奨医師イメージ画像 また、適度なファスティング(短期間の断食)も腸内環境の改善に良いとされています。

参考情報:Youtubeイケメン先生の花粉症予防ミニ講座



mark ダメージがあるお肌に良いスキンケアとは
midasi

花粉皮膚炎で炎症しているお肌には、熱いお湯や手で触ること自体が刺激になり、かゆみの元になります。
ダメージを受けたお肌に対するスキンケアは、とにかくお肌に刺激を与えないよう、優しく行うことが大切になります。

1日の基本的な洗顔及びメイク落としの流れ図

《1日のスキンケア》

①朝の洗顔は、ぬるま湯だけで手早く洗い流す。
 お顔の油が気になる場合、お肌に負担の少ない洗顔料
 を使って軽く洗う。

②夜のスキンケアは、トータル3分で短時間で行う。
 炎症があるお肌は、出来るだけ手で刺激を与えない
 ように心がける必要がある。

③クレンジングは、2分以内を目安に手早く。
 ・クレンジング剤は、メイク落とし効果が高く、
  肌負担が少ないものを使うと良い。
 
 ・メイク落としは、お肌を強く擦らず、手早く行う
  よう心がける。
 
 ・クレンジング剤の洗い流しは、ぬるま湯で行い、
  最後に冷水をかけ、開いた毛穴を引き締める。

④化粧水の保湿は、1分以内を目安に手早く。
 ・化粧水は、お肌に負担の少ない成分が含まれている
  ものを使うと良い。
 
 ・化粧水の保湿は、適量(コイン大)を手の平に取り、
  手で顔につける。
 
 ・お肌の油分は、天然の皮脂のみがおすすめですが、
  乾燥肌が気になる場合は、クリームで軽く保湿する。
 
 ・寝る直前に乾燥するようなら軽くクリームで保湿する。
  

《1日のスキンケア》




mark お肌に優しいスキンケア化粧品について
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1.メイク落としに使うクレンジング剤とは

メイクを落とす時に使うクレンジング剤は、色々な種類が製品化されています。

そこで、クレンジング剤に配合されている成分によって、洗浄力とお肌への負担が違う点に着目する必要があります。

ダメージがあるお肌に対しては、
毎日のスキンケアの際、短時間でメイク汚れが落とせて(洗浄力が高く)、できるだけお肌に優しい(お肌の負担が少ない)成分を使っている製品がおすすめとなります。

下の図は、クレンジング剤の種類毎に、メイクの洗浄力とお肌のへ負担の関係を図にしたものです。

なお、下図と同様なものが、美容化学者「かずのすけ」さんの書籍に掲載されています。美肌にご興味のある方には、 おすすめの書籍です。⇒ かずのすけ氏の美肌等関連著書



油脂性クレンジンが一番のおすすめ!
・ミルクやジェル&リキッドタイプは、メイク落とし
 効果が低く、時間がかかり乾燥肌をまねきやすい。
 
・クリームタイプは、メイク落としの時にマッサージを
 行うため時間がかかり、摩擦でお肌への刺激が強い。
 
・ローションや他のオイル系クレンジングは、メイク落
 とし効果が高すぎて、乾燥肌をまねきやすい。
 
・油脂性クレンジングは、メイク落とし効果が高く、
 乾燥肌や肌荒れなどお肌への負担が少ない。
 
・主成分の油脂性オイルは、お肌の皮脂の構造に近く、
 お肌との相性が良い特長がある。



2.お肌の角質層の役割と化粧水の役割とは

お肌の状態に重要な役割を果たしているのが、肌表面の角質層です。角質層には、潤いを与える機能と、 お肌を守る機能があります。

スキンケアを日々気をつけている女性の画像

お肌の潤い機能を司っているが、天然保湿因子で、お肌のバリア機能を司っているのが、細胞間脂質です。 更にお肌を一番外側から皮脂膜が守っています。

クレンジングの後、化粧水で角質層に栄養を補給してあげる必要があます。



化粧水の効果はお肌表面の角質層まで届く
・化粧水は、角質層に不足成分を補給するものです。
 角質層より奥には、化粧水の成分は浸透しない。
 
・角質へ補給する成分は、セラミドなどの肌バリア
 成分、潤いを与える水分、酸化を防ぐ成分など。
 
・化粧水をつけた後、お肌が乾燥する場合は、
 軽くクリームをつけて保湿すると良い。
 

化粧水を使うポイントはつけ過ぎないこと
・化粧水を常につけ過ぎていると、もともとあるお肌の
 バリア機能が弱まる可能性がある。適量を心がける。
 
・化粧水をハンドプレスやパッティング(コットンで
 たたく)をすると、お肌が刺激を受け、メラニンが
 発生、シミや黒ずみの原因になるため、注意が必要。
 
・化粧水をつけた後、お肌が乾燥する場合は、
 機能的なクリームを軽くつける保湿がおすすめ。
 


3.お肌に優しい洗顔料とは

毎朝の洗顔やクレンジング後の洗顔の際、ダメージがあるお肌には、ぬるま湯の洗顔がおすすめですが、

お顔の余分な油分や汚れを落としたい場合、洗顔料をお使いになることもあるのではないでしょうか。

洗顔料は、下の図のように3つのグループに分けられます。

ダメージがあるお肌の余分な油分や汚れを落とす場合は、「低刺激で高い洗浄力」を持つ成分を配合している洗顔料がおすすめです。

洗顔料に拘っている女性画像
洗顔料の肌負担度を示す矢印

低刺激で洗浄力が高い成分:アミノ酸/カルボン酸
・お肌に優しい洗顔料のカルボン酸系の成分名
 ラウレス(4/5/6)カルボン酸Na
 ラウレス(4/5/6)酢酸Na
 
・お肌に優しい洗顔料のアミノ酸系の成分名
 ラウロイル メチルアラニンNa
 ラウロイル アスパラギン酸Na
 ラウロイル グルタモン酸Na
 
 ココイル メチルアラニンNa
 ココイル アスパラギン酸Na
 ココイル グルタモン酸Na




mark 花粉皮膚炎の予防とスキンケアの対策|まとめ
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花粉皮膚炎は、湿疹が出てかゆくなりとても辛いものです。

症状が軽い場合は、今回ご紹介したセルフ・スキンケアで対策してみてください。 (対処ポイントは次の通りです。)

  • 花粉の時期に向け、デトックス機能を高め、 体内に取り込んだ花粉を排泄しやすくしておくとよいでしょう。

  • 毎日のスキンケアの際、ダメージを受けているお肌に、 更にダメージを与えないよう注意してください。

  • デリケートなお肌は、手で刺激を与えないよう心がけ、 お顔を手で強く触ったり、何度も擦るのは厳禁です。

  • 朝の洗顔は、ぬるま湯だけで、お顔を強く擦らないよう 手早く洗顔を行ってください。

  • お肌のダメージの状態により、メイクは軽めにする方がよい場合があります。

  • 夜のメイク落としの際、クレンジング剤でメイクを溶かし、 ぬるま湯でお顔を強く擦らないよう、短時間で汚れを落としてください。

  • クレンジング後は、化粧水をひらに取り、手早く洗顔で失った油分を補ってください。

  • クレンジング剤は、洗浄力が高くて、お肌の負担が少ない成分が 配合されているものがおすすめです。

  • なお、油分が多いお肌には、お肌に優しい成分配合の洗顔料を使うとよいでしょう。

  • スキンケア化粧品選びには、かずのすけ さんの書籍に掲載されている クレンジング剤の分類表や洗顔料の成分表が参考になります。
  

ただし、症状が重い場合は、 皮膚科など専門の医療機関での診察をおすすめします。 抗ヒスタミン剤など適切なお薬を処方してもらえると思います。

 ⇒ 皮膚科専門医MAP(公益社団法人 日本皮膚科学会)

なお、花粉皮膚炎の症状が治まるまで、次のような点に注意することをおすすめします。


  • 花粉皮膚病は、花粉症の一種です。医療機関に行った時、何のアレルギーかテストしてもらいましょう。

  • どの花粉のアレルギーか知ることで、 次にスキンケアを、いつ頃から気をつければ良いか分かります。

  • 花粉が飛ぶ時期に外出先から戻ったら、玄関でファブリーズなどを上着にかけ、花粉を取り除きましょう。

  • 花粉は、家の床に落ちて溜まりやすいと言われます。
    床をモップ等でコマ目にふき取ると良いでしょう。

  • また洗濯物は家の中に干し、 衣類や寝具に花粉がつかないよう心がけると良いでしょう。

  • ご自身でお肌の状況を見ながら、セルフ・スキンケアで対処できるかご判断頂くことが大切です。
  •   

今回、ご紹介したスキンケア化粧品は、花粉皮膚炎以外で、お肌が荒れてきたなと感じた時などにも おすすめです。
是非お試しください。