メイク落としに使うクレンジング剤は、化粧品会社から色々な商品が販売されていて、
クレンジングの種類や成分によって、メイク落としの洗浄効果と、お肌の負担度合が違っています。
メイクの仕方やお肌の状態により、適切なクレンジング選びが重要になります。
以下で、クレンジング・タイプ別の特徴について、ご紹介いたします。
自分にあったクレンジングを見つけてみてください。
クレンジングは、大きく5つのクレンジングのタイプがあります。 そこで、クレンジングのタイプに応じたメイク落としの効果(洗浄力)とお肌の負担の大小について、 その関係をまとめると下の図で表すことができます。
上図は、美容化学者 「カズノスケ」さんの著書 「 オトナ女子のための美肌図鑑」に同じ内容が掲載されています。 この書籍は、イラストも多く読みやすい内容で、 スキンケケアにご興味のある方にはおすすめです。
上図にあるクレンジングは、どのタイプも良いところはあるのですが、オイル系クレンジング(上図の白い文字)は
メイク落としの洗浄効果が高く、中でも油脂性オイル(上図の左上)がオイルの分子構造が皮脂に似ていて、
お肌に優しいと言われています。
クレンジング選びに迷った時は、油脂性オイルのクレンジンングがおすすめです。
また、デリケートなお肌で軽いメイクをしている方は、洗浄力はオイル系ほどではありませんが、 お肌に負担の少ないミルク・ジェル・リキッドなどのクレンジングを お選び頂いてもいいと思います。
なお、各クレンジング・タイプの特徴を以下の比較表にまとめましたので、商品購入時に 参考にしてください。
種別・タイプ | 洗浄力 | 肌負担 | メリット・デメリット |
---|---|---|---|
①ミルクタイプ | 低い | 小さい | 〇:洗浄後、水に流しやすい。 △:メイクの洗浄力が低く、メイクの幅が狭まい。 |
②ローションタイプ | 低い | 比較的 大きめ |
〇:洗浄後、水に流しやすい。 △:界面活性剤により、肌が乾燥しやすい。 |
③ジェルタイプ | やや低め | 比較的 小さめ |
〇:洗浄後、水に流しやすい。 △:メイクの洗浄力が低く、メイクの幅が狭まい。 |
④リキッドタイプ | やや低め | 比較的 小さめ |
〇:洗浄後、水に流しやすい。 △:メイクの洗浄力が低く、メイクの幅が狭まい。 |
⑤クリームタイプ | 高い | 大きい | 〇:メイク落とし効果が高い。 △:クリームをつけマッサージによりメイク落をとすため、肌への刺激がある。また、洗浄に時間がかかりお風呂場の洗顔には不向き。 |
⑥油脂性オイル おすすめ! |
高い | 小さい | 〇:人の皮脂成分に近い植物性油脂により肌に優しい。 △:油脂成分が酸化する。(酸化防止剤配合のものを選ぶ。) |
⑦エステルオイル | 高い | 大きい | 〇:メイク落とし効果が高い。 △:ミネラル及び化学合成オイルの使用により、肌の保湿が奪われ肌荒れしやすい。 |
⑧炭化水素油系 | 高い | 大きい | 〇:メイク落とし効果が高い △:ミネラル及び化学合成オイルの使用により、肌の保湿が奪われ肌荒れしやすい。 |
メイク落としに使うクレンジングは、5つのタイプに分類でき、それぞれメイクを落とす洗浄効果と
お肌の負担度が異なります。メイクやお肌の状態に応じて、相性の良い商品を選んでみてください。
クレンジング選びに迷った時は、メイクを落とす洗浄力があり、
お肌に優しい油脂性オイルのクレンジングがおすすめです。是非、一度お手に取って見てください。
また、女性のお肌の悩みは尽きないもの。花粉症やその他のアレルギーによる湿疹が出て、
かゆみや腫れが重い場合は、セルフケアだけではなく、皮膚科など専門の医療機関で
何に反応しているのか把握するため、診察をおすすめします。
花粉症の場合は、お通じを良くしておくと、体内に取り込んだ花粉を体の外へ排出しやすくなり、
花粉症の症状を軽減できる傾向が見られるようです。日頃からお通じを良くしておく事は大切なことです。
なお、花粉症であっても症状が重い場合は、医療機関で診察を受け、
抗ヒスタミン剤など適切なお薬を処方してもらい対処するようにしてください。
参考情報として、全国の地域別の皮膚科専門医を紹介しているサイトのリンクをご用意しましたので、
ご利用ください。⇒
皮膚科専門医MAP(公益社団法人 日本皮膚科学会)